ある日突然

これは以前、私に相談があった知人のお話です。

温厚な知人はある営業の仕事をしています。

まだ付き合いの浅い仕事相手のとの契約の中で、契約内容をきちんと理解していなかった相手とちょっとしたトラブルになり、「契約は無効だ!きちんと説明しないお前が悪い。ちょー気分悪い。怪我したくなかったら、一人歩きは気をつけろ! お前だけじゃないからな!」と言ってきたそうです。

それも最初は電話、その後事務所にも来て大声で怒鳴り散らしていったそうです。


知人は相手に説明不足を詫びたようですが、相手には何度もその内容を伝え、書面にも記載があったようです。でも、そんな説明は受けていないというのが相手の言い分。


知人も相手の様子を見てちょっと怖くなり、すぐに警察には届けましたが、

なんとなく落ち着かないので私にどうしたらいいかと相談がありました。


相手の一時的な感情から発した言葉かもしれないので、まずは落ち着くことと、日常の気をつける点を何点かアドバイスしましたが、お前だけじゃないという相手の言葉が気になっている知人は、「家族の周りで何かあったら家族を警護してもらえるか」と言ってきました。


そして、「警護って話は聞いてたけど、今まで他人事で聞いてた。まさか、当事者になるかもしれないなんて思ってもみなかった」と。


その後、契約も解除し、幸いに何も起こらず時が経ってますが、知人はいまだにその時のことを話します。

「警護を頼もうかなんて考えたこともなかった。いまだにあの時の相手が来るんじゃないかと思う時がある」


確かに、普通の生活をしている人が、警護なんてどこか他人事ですよね。

でも、こういうこともあるんですね。


ある日、突然被害者になることも。







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