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​患者様対応業務

医療現場における患者様苦情対応業務のご提案
現在、多くの医療機関において、患者様からの行き過ぎたクレーム、いわゆるカスタマーハラスメントへの対応が、医療提供の大きな妨げとなっています。特に、医療現場特有の患者様との関係性やサービスの専門性から、精神的に不安定になられている患者様からのご要望やご意見が、時に医療従事者の心身を疲弊させ、本来のパフォーマンスを十分に発揮できなくなるケースが後を絶ちません。

このような状況は、医療の質の低下を招くだけでなく、医療機関の経営にとっても看過できない損失につながる可能性があります。

この課題解決の一助として、私たちは、患者様からの苦情やハラスメントに特化した専門員による対応をご提案いたします。医療従事者や職員が直接対応する負担を最小限に抑え、私たちが窓口となり、患者様のお声に真摯に耳を傾け、病院の方針を踏まえた上で、円滑な解決を目指します。

クレームの背景には、様々な要因が考えられます。必ずしも患者様側に非があるとは限りません。
私たちは、まず患者様の状況やご心情を丁寧に理解し、苦情の内容や原因を多角的に分析いたします。その上で、医療機関の皆様の考え方や運営方針を尊重し、双方にとってより良い解決策を導き出すことを使命としております。

私たちの介入は、感情的な対立に発展しがちな医療従事者と患者様との間に立ち、緩衝材としての役割を果たすことで、以下の具体的なメリットをもたらします。

【医療従事者の業務負担と精神的負担の軽減】
クレーム対応から解放されることで、医師や看護師をはじめとする医療従事者が、本来の専門業務に集中できる環境を取り戻し、疲弊を防ぎます。
【医療の質の向上】
医療従事者がその能力を最大限に発揮することで、患者様へのより安全で質の高い医療提供に繋がります。
【医療機関の経営安定化】
医療従事者の離職防止、業務効率の向上、訴訟リスクの低減などにより、経営の安定化に貢献します。
【医師の働き方改革への貢献】
医師が医業以外の業務に時間を割かれることなく、診療に専念できる時間を確保し、時間外労働の削減を
支援します。
【患者様との信頼関係の再構築】 
専門の第三者が丁寧に対応することで、患者様の不満や不安を解消し、医療機関との信頼関係を再構築します。
【医療資源の最適化】
限られた医療資源を、本来の医療行為に集中させることが可能となり、効率的な医療提供体制を構築できます。
【職員の心の安全確保】
医療現場で働く全ての職員が安心して業務に取り組める環境づくりを支援します。
弊社は、国立大学病院をはじめとする医療機関において、既に豊富な実績を有しております。

この「患者様苦情対応業務」は、限りある医療資源を最大限に活用し、患者様と医療機関双方にとってより良い関係を築く上で、社会的に極めて重要な意義を持つものと確信しております。

病院のクレーム事例

​ほんの一部ですが、弊社が実際の医療現場で対応してきたクレームをご紹介いたします。

​CASE1

頻尿が全く改善しない。

​今までの治療費、交通費を返せと何度も電話してくる

​CASE4

​診察待ちの時間が長すぎる、何のための予約時間なんだ!納得できる説明をしろ!

​CASE7

​会計に不備があった。ミスした奴から謝罪の電話か手紙をよこせ!

​CASE2

​医師の説明に納得がいかないため、医師への暴言が止まらない

CASE​5

​入院した際、看護師の対応と治療がすぐに始まらなかったことに納得がいかない。治療費は俺が納得した分しか払わない!

​CASE8

​受診後、帰りたくない!と居座り続ける

​CASE3

​医師はパソコンばかり見て患者を見ないで診察している。医師を替えろ!

​CASE6

​医師の説明が冷たい。患者のことを考えていない。気持ちのこもった言葉があるまで帰らない!

​CASE9

​過去の治療に対して納得いくまで、電話も含めて何度も説明を求めてくる

​医療現場での課題

​問題の背景

​病院や医療機関におけるクレームやハラスメントによって、医療従事者を含む職員の勤務環境が悪化しており、本来の医療の提供や経営面にも影響を及ぼしている。

​解決したい課題

医療従事者や事務職員が本来の業務に専念できない環境の解消。

​本業務導入の効果

患者様対応専門職の設置をすることで…

医療従事者の時間的、精神的負担の軽減による経営への効果

​1

​時間的損失の解消

クレーム対応を行う時間が大幅に削減することで職員はその時間を本来の業務に充てることができるようになります。

​時間的損失が大幅に減少しますので、その分を本来の業務に専念でき、業務効率のアップに繋がります。

​2

​精神的負担の軽減

クレーム対応を行わなくなる事での一番の効果は、精神的ストレスの軽減です。

​それにより職員の精神的環境と労働環境は向上し、医療の質も高まります。その結果、経営にも好影響をもたらします。

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​POINT
  1. 専門職にクレーム・ハラスメント対応を任せることで時間効率が向上します。また、専門職がいることで精神的な安心感をもたらします。

  2. 医療従事者や職員が業務に集中できる環境が整うことで、病院全体のパフォーマンス向上が期待されます。

本業務の​実績

​国立大学法人H医科大学医学部附属病院にて

​【H医科大学医学部附属病院の概要】

一般病床約600床、外来患者数1日平均 1300人~1400人

特定機能病院として高度医療を提供し、各種病気への治療はもとより、医療技術の進歩に貢献している。

​実施期間

​2022年から3年の実績(継続中)

​実施効果

時間的効果 クレーム対応の時間が大幅に削減されたことにより、本来の業務を効率的に進められる。

精神的効果 クレーム発生時に即座に専門職に対応を依頼できることにより、安心して業務に専念できる。

​看護師の声
  • 大声で怒鳴ったりする患者さんがいても、対応しなくて済むようになり気が楽になった。

  • 癖のある患者さんや、過去に問題を起こした患者さんの受診に際し、事前に専門員に伝えておくことで対応の相談ができたり、側に控えていてくれるので心強い。

  • ​電話でのクレームで長いときで1時間謝り続けたことがあったが、電話も対応してくれるので本来の業務に影響しなくなった。

 

​等、精神的な安定を提供でき、勤務環境が非常によくなったという感想を多くいただいております。

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​クレーム・ハラスメントへの対応数

​※1 喫煙、喧嘩、窃盗、相談など

​令和7年3月31日現在

効果的な対応ができるように、診療科、医療安全関連部門、会計部門などのクレーム事案と関係する部署との情報共有、連携を行い、​組織を横断した調整がスムーズに行われ、迅速な対応を可能としています。

​本業務導入への流れ

患者様対応業務について詳細にお知りになりたい場合は、先ずはメールでご連絡ください。

その後、電話、そして訪問して業務のご説明等をさせていただきます。

また、導入には人的リソースが一番の鍵になります。

​現在、患者様対応業務のできる人材を順次育成しており、導入可能時期につきましては、育成期間をみてご相談させていただきます。

​患者様対応業務へのお問い合わせ、ご相談などは下記からお願い致します。

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